正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
清缶剤には、軟化剤、スラッジ分散剤、脱酸素剤、酸消費量付与剤(pHとアルカリ度を調整する薬剤)などがあります。
【計算】
亜硫酸ナトリウムの反応は、2Na₂SO₃+O₂=2Na₂SO₄です。
Na₂SO₃の分子量は126なので、酸素32に対して126×2=252が必要です。
252÷32≒7.88となり、酸素1mg/Lに約7.88mg/Lを要します。
ヒドラジンの反応は、N₂H₄+O₂=N₂+2H₂Oです。
N₂H₄とO₂の分子量はどちらも32なので、酸素1mg/Lに1mg/Lを要します。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える薬剤です。
2:× 記述は正しいです。
軟化剤には、炭酸ナトリウムやりん酸ナトリウムなどが用いられます。
3:× 記述は正しいです。
スラッジ分散剤は、スラッジを微細な粒子にして水中に分散させる薬剤です。
これにより、スラッジをブローで排出しやすくします。
4:○ 誤りです。
亜硫酸ナトリウムとヒドラジンの数値が逆になっています。
溶存酸素1mg/Lの除去に必要な量は、亜硫酸ナトリウムが約7.88mg/L、ヒドラジンが約1mg/Lです。
5:× 記述は正しいです。
高圧ボイラーの酸消費量付与剤としては、水酸化ナトリウム、りん酸ナトリウム、アンモニアが用いられます。
【ポイント】
脱酸素剤には、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジン、タンニンなどがあります。
ヒドラジンは少量で済み、反応生成物が窒素と水だけなので、高圧ボイラーに適しています。