正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
脱酸素剤として使う亜硫酸ナトリウムとヒドラジンの反応量と注意点を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
亜硫酸ナトリウムは2Na₂SO₃+O₂=2Na₂SO₄の反応で酸素を除きます。
酸素32に対して亜硫酸ナトリウム252が反応するので、酸素1mg/Lには計算上7.88mg/Lが必要です。
実際は反応を確実にするため、これより多く用います。
2:× 正しい記述です。
高圧のボイラーでは、過剰な亜硫酸ナトリウムが高温で分解し、無水亜硫酸(二酸化硫黄)や硫化水素を生じるおそれがあります。
3:× 正しい記述です。
ヒドラジンは酸素と反応して窒素と水になるので、溶解性蒸発残留物の濃度を上昇させません。
そのため、高圧のボイラーに使われます。
4:× 正しい記述です。
N₂H₄+O₂=N₂+2H₂Oの反応で、ヒドラジン32と酸素32が反応します。
そのため、酸素1mg/Lの除去には計算上ヒドラジン1mg/Lが必要で、実際はこれより多く用います。
5:○ 分解生成物を「アンモニアと二酸化炭素」とする点が誤りです。
ヒドラジンは炭素を含まないので、二酸化炭素は生じません。
正しくは、過剰なヒドラジンはアンモニアと窒素に分解し、そのアンモニアが復水中に多いと銅系金属を腐食させます。
【ポイント】
酸素1mg/Lの除去に必要な量は、亜硫酸ナトリウム7.88mg/L、ヒドラジン1mg/Lです。
ヒドラジン(N₂H₄)は窒素と水素だけからなるので、分解しても炭素を含む物質はできません。