正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ばね安全弁の調整方法と、安全弁やボイラーが複数ある場合の扱いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
吹出し圧力が設定圧力より低いときは、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げてから調整ボルトを締め、再度試験します。
圧力をかけたまま調整すると、弁座を傷めたり正確に調整できなかったりするためです。
2:× 正しい記述です。
安全弁が2個以上ある場合は、1個を最高使用圧力以下で作動するように調整すれば、他の安全弁を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整できます。
これはボイラー及び圧力容器安全規則(ボイラー則)第28条第2項に定められています。
3:× 正しい記述です。
過熱器用安全弁は、ボイラー本体の安全弁より先に作動するように調整します。
本体の安全弁が先に吹くと過熱器を流れる蒸気が減り、過熱器が焼損するおそれがあるためです(ボイラー則第28条第1項第2号)。
4:○ 誤った記述です。
蒸気逆止め弁を設けるのは、最高使用圧力の低いボイラー側です。
高圧側のボイラーの蒸気が低圧側のボイラーに流れ込むと、低圧側の安全弁が吹き続けたり過圧になったりするため、低圧側に逆止め弁を設けて逆流を防ぎます。
「圧力の高いボイラー側」とする点が誤りです。
5:× 正しい記述です。
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行います。
十分な圧力がある状態で弁を持ち上げ、弁が確実に開閉することを確認します。
【ポイント】
「過熱器用安全弁が先、本体の安全弁は後」「複数あれば1個は最高使用圧力以下、他は3%増以下」は法令の内容として頻出です。
最高使用圧力の異なるボイラーを連絡する場合は、低圧側を高圧側の蒸気から守る発想で考えましょう。