正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
燃料の分析方法と、引火点・発熱量などの性質を表す用語を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
引火点は、液体燃料を加熱して小火炎を近づけたとき、瞬間的に光を放って燃え始める最低の温度です。
2:× 正しい記述です。
液体燃料や固体燃料の組成は、炭素・水素・硫黄などの元素の質量割合で示す元素分析で表します。
気体燃料は、メタンやエタンなどの成分ガスの体積割合で示す成分分析で表します。
3:○ 誤った記述です。
生成した水蒸気の蒸発潜熱を含めた発熱量は、高発熱量(総発熱量)といいます。
「真発熱量」とする点が誤りです。
真発熱量は低発熱量の別名で、蒸発潜熱を含めない発熱量を指します。
4:× 正しい記述です。
断熱熱量計では、水槽に沈めた耐圧容器内で燃料を完全燃焼させます。
そのときの水槽の水の温度上昇から発生した熱量を算出し、この方法で高発熱量が求められます。
5:× 正しい記述です。
高発熱量と低発熱量の差は、燃焼で生じた水蒸気の蒸発潜熱です。
この水蒸気は燃料中の水素の燃焼と燃料中の水分から生じるので、差は水素と水分の量で決まります。
【ポイント】
「高発熱量=総発熱量=潜熱を含む」「低発熱量=真発熱量=潜熱を含まない」と対にして覚えましょう。
ボイラー効率の計算には、通常は低発熱量を使います。