正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
流動層燃焼のバブリング方式と循環流動方式の違い、および流動層燃焼の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
バブリング方式は、石炭などの燃料と砂・石灰石などを多孔板上に供給し、下から加圧した空気を吹き上げて流動化させながら燃焼させる方式です。
2:× 正しい記述です。
流動層燃焼では、微粉炭だきほど石炭を細かく粉砕する必要がありません。
石炭の粒径が大きくてよいので、粉砕に要する動力を軽減できます。
3:× 正しい記述です。
流動層の中では粒子が激しく動くので伝熱性能が良く、伝熱面積が小さくてすみます。
一方で、層内の伝熱管は粒子が当たって摩耗するため、対策が必要です。
4:× 正しい記述です。
流動層燃焼は燃焼温度を800〜900℃程度の比較的低い温度に制御できるため、高温で生成しやすいサーマルNOxの発生を減らせます。
また、層内に石灰石を入れることで炉内で脱硫もできます。
5:○ 誤った記述です。
循環流動方式は、バブリング方式よりも吹上げの空気流速が速い方式です。
固体粒子は燃焼室から飛び出し、サイクロンなどで捕集されて再び燃焼室下部へ戻されます。
「流速が遅く、粒子が燃焼室内にとどまる」とする点が誤りです。
【ポイント】
バブリング方式は「流速が遅く、粒子が層内にとどまる」、循環流動方式は「流速が速く、飛び出した粒子を捕集して循環させる」と対比して覚えましょう。