正答1
解説
正解は1です。
鋳鉄製ボイラーの構造と特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤りです。
燃焼室の底面はほとんどがウェットボトム式で、完全密閉構造です。
底面は火炎の放射熱を直接受けるので、高い蒸発率を示す放射伝熱面になります。
正しくは「接触伝熱面」ではなく「放射伝熱面」です。
2:× 正しい記述です。
蒸気暖房の返り管は、ハートフォード式連結法で接続します。
返り管から水が漏れても、ボイラーの水位が安全低水面以下に下がりにくくなります。
3:× 正しい記述です。
側二重柱構造のセクションでは、燃焼室側の側柱が加熱されて上昇管となります。
外側の側柱は下降管の役割を果たし、ボイラー水が循環します。
4:× 正しい記述です。
ボイラー構造規格第88条により、圧力0.1MPaを超えて使用する蒸気ボイラーは鋳鉄製にできません。
5:× 正しい記述です。
鋳鉄製ボイラーの容量は換算蒸発量で4t/h程度までです。
伝熱面積当たりの保有水量は比較的少なくなっています。
【ポイント】
鋳鉄製ボイラーは、セクションを組み合わせる構造で、低圧の暖房用に使われます。
ハートフォード式連結法と、蒸気ボイラーは0.1MPa以下という制限が頻出です。