正答3
解説
正解は3です。
ボイラーの水側に起こる内面腐食の原因と種類を問う問題です。
溶存気体や、ボイラー水のアルカリ濃度の偏りが腐食の主な原因です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
給水中に溶けている酸素(O2)や二酸化炭素(CO2)は、鋼材を腐食させる原因になります。
そのため、脱気や脱酸素剤で除去します。
2:× 記述は正しいです。
苛性ぜい化は、金属の結晶粒界に沿って生じる割れです。
ボイラー水のアルカリ濃度が高くなり、応力の集中する部分で起こります。
3:○ 誤りです。
アルカリ腐食は、水酸化カルシウムではなく水酸化ナトリウムが濃縮して鋼材と反応することで生じます。
高温のボイラー水中で水酸化ナトリウムの濃度が局部的に高くなると起こります。
4:× 記述は正しいです。
腐食は形態によって、表面全体が一様に侵される全面腐食と、一部分が侵される局部腐食に分けられます。
5:× 記述は正しいです。
ボイラー水の酸消費量を適正な範囲に保ち、適度なアルカリ性にすることで鋼材の腐食を抑えます。
【ポイント】
アルカリ腐食と苛性ぜい化は、どちらも水酸化ナトリウムの濃縮が関係します。
局部腐食の例として、ピッチング(点食)や溝状腐食も覚えておきましょう。