正答3
解説
正解は3です。
空気比の定義と、空気比が燃焼に与える影響を問う問題です。
空気比は、理論空気量に対して実際に送り込む空気量が何倍かを表します。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
空気比mは、実際空気量Aを理論空気量A0で割った値です。
したがって、A=mA0と表せます。
2:× 記述は正しいです。
空気比が変わると、燃焼ガス中の酸素や二酸化炭素の割合が変わります。
そのため、排ガス中の酸素濃度などから空気比を推定できます。
3:○ 誤りです。
実際の燃焼では理論空気量より多めの空気を送るので、空気比は1より大きくなります。
概略値は、液体燃料で1.05〜1.3、微粉炭で1.15〜1.3程度です。
記述の0.77〜0.95などの値は1未満で、空気不足の状態を示してしまいます。
4:× 記述は正しいです。
空気比が小さすぎると空気が不足し、不完全燃焼になります。
黒煙が出たり、未燃分が増えて燃焼効率が下がったりします。
5:× 記述は正しいです。
空気比が大きすぎると、余分な空気を加熱するために燃焼温度が下がります。
排ガス量も増えるので、排ガスによる熱損失が大きくなります。
【ポイント】
空気比はおおむね、気体燃料1.05〜1.2、液体燃料1.05〜1.3、微粉炭1.15〜1.3と覚えましょう。
空気比は小さすぎても大きすぎても効率が下がるので、適正な値に保つことが大切です。