正答3
解説
正解は3です。
煙突の通風力、人工通風の方式、通風用ファンの特性を問う問題です。
人工通風には押込通風・誘引通風・平衡通風の3方式があります。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
煙突の理論通風力Zは、外気と煙突内ガスの密度差に重力加速度と煙突の高さを掛けて求めます。
式はZ=(ρa−ρb)gHです。
2:× 記述は正しいです。
人工通風はファンで空気や燃焼ガスを送るので、自然通風より大きな通風抵抗に対応できます。
管群での燃焼ガスの流速を上げられるので、伝熱特性が向上します。
3:○ 誤りです。
通風に用いるファンには、風圧が高いものではなく、比較的風圧が低く送風量の多いものが適しています。
ボイラーの通風は、大量の空気や燃焼ガスを低い圧力差で動かすものだからです。
4:× 記述は正しいです。
押込通風は、燃焼室に空気を押し込むので炉内が大気圧以上になります。
外から冷たい空気が漏れ込まないため、ボイラー効率が向上します。
5:× 記述は正しいです。
平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用する方式です。
燃焼室内を大気圧よりわずかに低く保つので、炉の気密を保ちにくい石炭焚きボイラーなどに用いられます。
【ポイント】
通風用ファンは「低風圧・大風量」が基本です。
押込通風は炉内が正圧、誘引通風は負圧、平衡通風はわずかな負圧になる点を整理しましょう。