ステーに関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ステーボルトには、ステーが切れた場合に蒸気を噴出させ、異常を知らせるための「知らせ穴」を設ける。
B ガセットステーは、胴と鏡板に溶接によって直接取り付け、鏡板を胴で支える。
C 炉筒煙管ボイラーの炉筒と鏡板の間のブリージングスペースには、ステーを設けて炉筒に生じる熱応力を緩和する。
D 管ステーには、十分な強度を持たせるため、煙管の役割をさせてはならない。
正答1
解説
正解は1です。
ステーの種類と取付け方法を問う問題です。
正しい記述の組合せを選びます。
【記述別解説】
A:○ ステーボルトには中心に知らせ穴を設けます。
ステーが切れると穴から蒸気や水が噴き出し、異常を知らせます。
B:○ ガセットステーは、平板を胴と鏡板に溶接して取り付けます。
これにより鏡板を胴で支えます。
C:× ブリージングスペースにはステーを設けてはなりません。
ここは炉筒の熱膨張による鏡板のたわみを逃がすための空間です。
ステーを設けると伸縮が妨げられ、かえって割れの原因になります。
D:× 管ステーは煙管より肉厚の管で、煙管の役割も兼ねます。
煙管の役割をさせてはならないという決まりはありません。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述AとBだけを挙げた組合せです。
2:× 誤りのCを含むので該当しません。
3:× 誤りのDを含むので該当しません。
4:× 誤りのCを含み、正しいAが欠けています。
5:× CとDはどちらも誤りです。
【ポイント】
ブリージングスペースは「ステーを置かない呼吸空間」と覚えます。
知らせ穴はステーボルトの破断を知らせるためのものです。