正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない記述)です。
自動制御の基本的な方式(シーケンス制御・フィードバック制御・フィードフォワード制御)と、比例動作の性質が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
シーケンス制御は、あらかじめ定めた順序に従って、制御の各段階を順に進める制御です。
ボイラーの起動・停止の手順などに用いられます。
2:× 適切な記述です。
フィードバック制御は、出力側の信号を入力側に戻して、制御量を目標値と比べます。
そして、両者が一致するように訂正動作を行います。
3:○ 目標値と制御量の偏差に基づいて操作量を決めるのは、フィードバック制御の考え方です。
フィードフォワード制御は、外乱を検出し、その影響が制御量に現れる前に操作量を調整する制御です。
偏差まで含めて操作量を決めるとする点で、フィードフォワード制御の説明として誤りです。
4:× 適切な記述です。
比例帯の幅を小さくすると、わずかな偏差で操作量が大きく変わり、比例感度が高くなります。
小さくし過ぎると操作量が全開か全閉に近くなり、オン・オフ動作に近づきます。
5:× 適切な記述です。
比例動作は、制御偏差の大きさに比例して操作量を増減します。
ただし、負荷などが変わると、設定値からずれた値で落ち着くオフセットが残ります。
【ポイント】
「偏差を見て直す」のがフィードバック制御、「外乱を見て先回りする」のがフィードフォワード制御です。
比例動作のオフセットを解消するのは積分動作(I動作)です。