正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない記述)です。
ボイラーの腐食(異種金属接触腐食・アルカリ腐食)と損傷(膨出・過熱・漏れ)を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
異種金属接触腐食は、電位の異なる金属が水を介して接触し、電池が形成されることで生じる腐食です。
2:○ 適切でない記述です。
アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した「りん酸カルシウム」ではなく「水酸化ナトリウム」と鋼材が反応して生じます。
熱負荷の高い管壁とスケールの間などで、水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに起こります。
3:× 適切な記述です。
膨出は、火炎に触れる水管などが過熱されて強度が下がり、内部の圧力に耐えきれずに外側へ膨れ出る現象です。
4:× 適切な記述です。
スケールの付着などで水側伝熱面の伝熱が妨げられると、部材の温度が著しく上がり、過熱や焼損が生じます。
5:× 適切な記述です。
低水位になると、水管の取付け部やステーボルトのねじ込み部などが過熱され、漏れが生じることがあります。
【ポイント】
アルカリ腐食の原因物質は水酸化ナトリウムです。
りん酸カルシウムはスケールや懸濁物の成分として出てくる物質なので、混同しないようにします。