鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の給水装置に関し、AからDまでの記述のうち、その内容が法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 燃料の供給を遮断してもなおボイラーへの熱供給が続く蒸気ボイラーには、原則として、随時単独に最大蒸発量以上を給水することができる給水装置を3個備えなければならない。
B 近接した2以上の蒸気ボイラーを結合して使用する場合には、結合して使用する蒸気ボイラーを1の蒸気ボイラーとみなして、要件を満たす給水装置を備えなければならない。
C 最高使用圧力1MPa未満の蒸気ボイラーの給水装置の給水管には、給水弁のみを取り付け、逆止め弁は取り付けないことができる。
D 給水内管は、取外しができる構造のものでなければならない。
正答4
解説
正解は4です。
鋼製蒸気ボイラーの給水装置について、ボイラー構造規格第73〜76条の規定どおりかを判断する問題です。
【記述別解説】
A:× 法令の内容と異なります。
燃料を遮断してもなお熱供給が続く蒸気ボイラーには、随時単独に最大蒸発量以上を給水できる給水装置を「3個」ではなく「2個」備えます(第73条第2項)。
B:○ 法令の内容と一致します。
近接した2以上の蒸気ボイラーを結合して使用する場合は、それらを1の蒸気ボイラーとみなして給水装置の規定を適用します(第74条)。
C:× 法令の内容と異なります。
給水弁のみとし逆止め弁を省略できるのは、「1MPa未満」ではなく「0.1MPa未満」の蒸気ボイラーと貫流ボイラーです(第75条)。
D:○ 法令の内容と一致します。
給水内管は、取外しができる構造のものでなければなりません(第76条)。
法令に定められているのはBとDなので、正答は4です。
【選択肢別解説】
1:× 誤ったAを含み、正しいDを欠くため、該当しません。
2:× 誤ったAとCを含むため、該当しません。
3:× 誤ったAとCを含むため、該当しません。
4:○ 正しいBとDだけの組合せで、これが正答です。
5:× 誤ったCを含み、正しいBを欠くため、該当しません。
【ポイント】
給水管には、ボイラーに近い位置に給水弁と逆止め弁を取り付けるのが原則です。
逆止め弁を省略できるのは、貫流ボイラーと最高使用圧力0.1MPa未満の蒸気ボイラーだけです。