正答1
解説
正解は1です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
胴・鏡板・炉筒に生じる応力と強さを確認する問題です。
【選択肢別解説】
1:○ この記述が誤りです。
薄肉円筒の周方向応力は、圧力×内径÷(2×板厚)で表されます。
長手方向応力は、圧力×内径÷(4×板厚)で表されます。
したがって周方向の応力は、長手方向の応力の1/2倍ではなく2倍です。
2:× 記述は適切です。
鏡板は胴やドラムの両端を覆う部分です。
煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管板と呼びます。
3:× 記述は適切です。
鏡板の強さは、全半球形、半だ円体形、皿形、平鏡板の順に低くなります。
同材質・同径・同厚なら、皿形は全半球形より強度が低くなります。
4:× 記述は適切です。
炉筒は加熱されて長手方向に伸びようとしますが、両端の鏡板に拘束されています。
このため、炉筒板の内部には圧縮応力が生じます。
5:× 記述は適切です。
炉筒には波形炉筒と、平形炉筒に補強リングを付けたものがあります。
伸縮性と強さに優れる波形炉筒が、最近ではほとんどを占めています。
【ポイント】
薄肉円筒では「周方向応力は長手方向応力の2倍」です。
このため、長手継手は周継手より強くする必要があります。