重油バーナに関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A 蒸気(空気)噴霧式油バーナは、霧化特性が良く、油種はタールから灯油まで広い範囲のものを利用できる。
B ロータリバーナは、飛散する燃料油の旋回方向と反対方向に、霧化筒の外周から噴出される空気流によって、迅速な霧化が行われる。
C 圧力噴霧式油バーナの霧化媒体は、蒸気又は空気であり、燃焼に適した微粒化を行うため、圧力を0.5~0.7MPaの範囲に調整する。
D 噴霧式油バーナのエアレジスタは、燃料油を霧状に微粒化し、バーナ中心から炉内に向けて円すい状に噴射するものである。
正答1
解説
正解は1です。
重油バーナの種類ごとの霧化(微粒化)の方法と、エアレジスタの役割を問う問題です。
【記述別解説】
A:○ 適切です。
蒸気(空気)噴霧式油バーナは、比較的高圧の蒸気や空気を霧化媒体として燃料油を微粒化します。
霧化特性が良く、タールから灯油まで広い範囲の油種に使えます。
B:○ 適切です。
ロータリバーナは、高速回転するカップ状の霧化筒で燃料油を放射状に飛散させます。
その旋回方向と反対方向に霧化筒の外周から噴出する空気流で、燃料油を迅速に微粒化します。
C:× 圧力噴霧式油バーナは、燃料油自体に高い圧力をかけてノズルから噴射し微粒化するもので、蒸気や空気を霧化媒体としません。
蒸気や空気を霧化媒体とするのは、蒸気(空気)噴霧式油バーナです。
D:× エアレジスタは、燃料油に燃焼用空気を供給し、これらを撹拌して火炎が安定するように空気流を調節する装置です。
燃料油を霧状に微粒化して噴射するのは、アトマイザ(噴霧器)の役割です。
【選択肢別解説】
1:○ AとBの組合せで、適切な記述だけを全て挙げています。
2:× 不適切なCを含んでいます。
3:× 不適切なDを含んでいます。
4:× 不適切なCを含み、適切なAが抜けています。
5:× CとDはどちらも不適切です。
【ポイント】
霧化の手段は、圧力噴霧式が「油の圧力」、蒸気(空気)噴霧式が「蒸気や空気」、ロータリバーナが「回転する霧化筒と空気流」です。
エアレジスタは「空気」を扱う装置で、燃料油を噴射する装置ではありません。