ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の設置場所等に関するAからDまでの記述で、その内容が法令上適切であるもののみを全て挙げた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。
A 伝熱面積が3㎡の蒸気ボイラーは、専用の建物又は建物の中の障壁で区画された場所に設置しなければならない。
B 原則として、ボイラー室には、2以上の出入口を設けなければならない。
C ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は、安全弁その他の附属品の検査及び取扱いに支障がない場合を除き、1.2m以上としなければならない。
D ボイラー及びボイラーに附設された金属製の煙突又は煙道(以下、本問において「ボイラー等」という。)が、厚さ80mmの金属以外の不燃性の材料で被覆されているときは、ボイラー等の外側から0.15m以内にある可燃性の物を、金属以外の不燃性の材料で被覆する必要はない。
正答4
解説
正解は4です。
ボイラーの設置場所に関するボイラー則第18条から第21条の規定を問う問題です。
【記述別解説】
A:× ボイラー則第18条ただし書により、伝熱面積が3m²以下のボイラーはボイラー室に設置しなくてもよいとされています。
伝熱面積がちょうど3m²の蒸気ボイラーはこの例外に当たるので、専用の建物等に設置する義務はありません。
B:○ 法令に合っています。
ボイラー則第19条により、ボイラー室には原則として2以上の出入口を設けなければなりません。
緊急時の避難に支障がないボイラー室は例外です。
C:○ 法令に合っています。
ボイラー則第20条第1項により、ボイラーの最上部から天井や配管など上部の構造物までは、原則として1.2m以上離さなければなりません。
D:× ボイラー則第21条第1項ただし書で可燃物の被覆が不要になるのは、ボイラー等が厚さ100mm以上の金属以外の不燃性材料で被覆されている場合です。
厚さ80mmでは足りないので、外側から0.15m以内の可燃物は被覆しなければなりません。
【選択肢別解説】
1:× 不適切なAを含み、適切なCが抜けています。
2:× 不適切なAとDを含み、適切なCが抜けています。
3:× 不適切なAとDを含み、適切なBが抜けています。
4:○ BとCの組合せで、法令上適切な記述だけを全て挙げています。
5:× 不適切なDを含み、適切なBが抜けています。
【ポイント】
「3m²を超える」ボイラーがボイラー室への設置対象で、3m²ちょうどは含まれません。
距離の数値は、上部1.2m、側部0.45m、可燃物0.15m、被覆の厚さ100mmとまとめて覚えます。