次の文中の□内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)〜(5)のうちどれか。
「ボイラー胴の蒸気室の頂部にAを直接開口させると、水滴が混じった蒸気が取り出されやすいため、低圧ボイラーには、大径のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、蒸気流の方向を変えて分離した水滴を下部の穴から流すようにしたBが用いられる。」
正答4
解説
正解は4です。
蒸気室から蒸気を取り出す部分の構造と、水滴の混入を防ぐ装置の名称を問う問題です。
Aは蒸気室の頂部に開口させる管、Bは低圧ボイラーで水滴を分離する大径のパイプです。
【選択肢別解説】
1:× Aが誤りです。
給水内管はボイラーへの給水を胴内に分散させる管で、安全低水面よりやや下に設けます。
蒸気室の頂部に開口させるのは主蒸気管です。
2:× AとBの両方が誤りです。
給水内管は蒸気を取り出す管ではありません。
蒸気トラップは蒸気配管内のドレン(凝縮水)を自動的に排出する装置です。
3:× AとBの両方が誤りです。
気水分離器は主に高圧の水管ボイラーで使われる装置です。
問題文の「大径パイプの多数の穴」の構造に当たるのは沸水防止管です。
4:○ 正しい組合せです。
主蒸気管を蒸気室頂部に直接開口させると、水滴が混じった蒸気が取り出されやすくなります。
そこで低圧ボイラーでは、上面の穴から蒸気を取り入れ、水滴を下部の穴から流す沸水防止管を用います。
5:× Bが誤りです。
蒸気トラップは配管内のドレンを排出する装置で、胴内で蒸気中の水滴を分離するものではありません。
【ポイント】
沸水防止管(アンチプライミングパイプ)は低圧ボイラー用、気水分離器は高圧ボイラー用と区別して覚えましょう。
どちらも、送り出す蒸気に水滴が混じるのを防ぐための装置です。