正答2
解説
正解は2です。
清缶剤(軟化剤、スラッジ調整剤、脱酸素剤、酸消費量付与剤)の種類と働きを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分(カルシウムやマグネシウム)を不溶性の化合物(スラッジ)に変える薬剤です。
2:○ 誤った記述です。
軟化剤として用いるのは、炭酸カルシウムではなく炭酸ナトリウムです。
炭酸カルシウムは硬度成分から生じるスケールの成分であり、軟化剤にはなりません。
りん酸ナトリウムが軟化剤である点は正しいです。
3:× 正しい記述です。
スラッジ調整剤は、軟化で生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防ぎ、スケールとして固着しにくくする薬剤です。
4:× 正しい記述です。
脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがあります。
5:× 正しい記述です。
低圧ボイラーでは、酸消費量付与剤として水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられます。
【ポイント】
軟化剤は炭酸ナトリウムやりん酸ナトリウム、脱酸素剤はタンニン・亜硫酸ナトリウム・ヒドラジンです。
カルシウム塩はスケールの成分なので、清缶剤として挙がっていたら誤りと判断できます。