正答3
解説
正解は3です。
清缶剤の種類と、りん酸ナトリウムの主な役割を問う問題です。
清缶剤には、軟化剤、pH調整剤、脱酸素剤、スラッジ調整剤などがあります。
【選択肢別解説】
1:× りん酸ナトリウムの主な目的ではありません。
沈殿物の結晶の成長を防止するのは、タンニンやでんぷんなどのスラッジ調整剤の役割です。
2:× りん酸ナトリウムの主な目的ではありません。
補給水中の懸濁物は、清缶剤で溶解させるのではなく、ろ過などの外処理で除去します。
3:○ りん酸ナトリウムの主な目的です。
りん酸ナトリウムは軟化剤として、硬度成分(カルシウムなど)を不溶性のりん酸カルシウムなどのスラッジに変えます。
スラッジは伝熱面に固着しにくく、吹出しで排出できるので、スケールの生成を防げます。
4:× りん酸ナトリウムの主な目的ではありません。
ボイラー水中の酸素を除去するのは、亜硫酸ナトリウムやヒドラジンなどの脱酸素剤です。
5:× 主な目的としては誤りです。
pHをアルカリ性に調整するのは、主に水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムなどのpH調整剤の役割です。
りん酸ナトリウムにもpHを調整する働きはありますが、本問で問われる主な目的は硬度成分のスラッジ化です。
【ポイント】
軟化剤は「硬度成分をスラッジに変える」、脱酸素剤は「酸素を除く」、スラッジ調整剤は「結晶の成長を防ぐ」と役割で整理します。
代表的な薬品名と役割を組み合わせて覚えます。