次の文中の 内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「温度が一定でない物体の内部で温度の高い部分から低い部分へ、順次、熱が伝わる現象を A といい、高温流体から固体壁を通して、低温流体へ熱が移動する現象を B という。」
A B
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、伝熱の形態のうち熱伝導と熱貫流の定義を問うものです。
物体内部の熱の移動、流体と固体表面との熱の移動、壁を挟んだ流体から流体への熱の移動を区別することが前提です。
【選択肢別解説】
1:× Aを熱貫流としている点が誤りです。
物体の内部で高温部から低温部へ順に熱が伝わる現象は熱伝導です。
Bも、壁を通して流体から流体へ熱が移る現象は熱伝達ではなく熱貫流です。
2:× AとBの両方が誤りです。
Aは熱伝導、Bは熱貫流が正しく、この肢は両者を入れ替えています。
3:× AとBの両方が誤りです。
熱伝達は流体と固体表面との間の熱の移動を指し、物体内部の熱の移動ではありません。
Aは熱伝導、Bは熱貫流が正しい語句です。
4:○ Aの熱伝導は、温度が一定でない物体の内部で高温部から低温部へ熱が伝わる現象です。
Bの熱貫流は、高温流体から固体壁を通して低温流体へ熱が移る現象で、熱通過とも呼ばれます。
5:× Bが誤りです。
熱伝達は流体と固体壁の表面との間の熱の移動だけを指します。
固体壁を通して反対側の流体まで熱が移る全体の現象は熱貫流です。
【ポイント】
熱貫流は「熱伝達、熱伝導、熱伝達」の三つが続いて起こる現象です。
ボイラーでは、燃焼ガスから管壁を通してボイラー水へ熱が移る過程が熱貫流にあたります。