正答3
解説
正解は3です。
この問題は法令に定められていないものを選ぶので、○ が答え(法令に定められていない記述)です。
貫流ボイラーの附属品について、ボイラー構造規格の特例を問う問題です。
貫流ボイラーは胴を持たず保有水量が少ないため、一般の蒸気ボイラーとは異なる扱いがいくつか定められています。
【選択肢別解説】
1:× 定められています。
ボイラー構造規格第77条第3項は、過熱器にはドレン抜きを備えなければならないと定めています。
2:× 定められています。
第62条第2項は安全弁をボイラー本体に直接取り付けるよう定めていますが、第63条第2項はその例外です。
貫流ボイラーでは、最大蒸発量以上の吹出し量の安全弁を過熱器の出口付近に取り付けることができます。
3:○ 定められていません。
第75条は給水管に給水弁と逆止め弁を取り付けるよう定め、ただし書で貫流ボイラーは「給水弁のみ」とすることができるとしています。
省略できるのは給水弁ではなく逆止め弁の方なので、記述は規定と逆です。
4:× 定められています。
第84条第3項は、貫流ボイラーには、起動時や運転時にボイラー水が不足した場合に自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けるよう定めています。
5:× 定められています。
第78条第1項は、吹出し管を備えなければならない蒸気ボイラーから貫流ボイラーを除いています。
ただし、括弧書きで多管式貫流ボイラーは除外の対象から外されており、多管式貫流ボイラーには吹出し管が必要です。
本肢は単管式を含む貫流ボイラー一般についての記述として、公式正答でも法令どおりの内容とされています。
【ポイント】
貫流ボイラーは、水位による低水位燃料遮断装置の代わりに、ボイラー水の不足を検出して燃料を遮断する装置を設けます。
給水管は「給水弁のみでよい」、吹出し管は「設けなくてよい(多管式貫流ボイラーを除く)」という特例を覚えましょう。