正答2
解説
正解は2です。
この問題は最も適切でないものを選ぶので、○ が答え(最も適切でない処置)です。
キャリオーバは、ボイラー水の水滴や泡が蒸気とともにボイラー外へ運び出される現象です。
発生したときの処置が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 適切な処置です。
燃焼量を下げると蒸発が穏やかになり、水滴の持ち出しが減ります。
2:○ これが最も適切でない処置です。
主蒸気弁を急開すると、圧力が急に下がってボイラー水が激しく沸騰し、キャリオーバがさらにひどくなります。
キャリオーバが起きたときは、主蒸気弁を急開するのではなく、絞って水位の安定を図ります。
3:× 適切な処置です。
水位が高いと水滴が蒸気に混ざりやすくなります。
そのため、ボイラー水の一部を吹き出して水位を下げます。
4:× 適切な処置です。
キャリオーバはボイラー水の濃縮や油脂分の混入でも起こります。
水質試験を行って原因を調べます。
5:× 適切な処置です。
ボイラー水が過度に濃縮されていると泡立ちやすくなります。
吹出し量を増やし、その分を給水して濃度を下げます。
【ポイント】
キャリオーバの原因は、高水位、ボイラー水の濃縮、主蒸気弁の急開、急激な負荷変動などです。
処置としては「燃焼量を下げ、主蒸気弁を絞る」と覚えましょう。