ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
B 安全弁が1個設けられている場合は、最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整する。
C エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
D 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下の圧力で行う。
正答1
解説
正解は1です。
ばね安全弁と逃がし弁の調整及び試験の方法を問う問題です。
【記述別解説】
A:○ 適切な記述です。
調整ボルトを定められた位置に設定した後、圧力をゆっくり上げて安全弁を作動させます。
そして、吹出し圧力と吹止まり圧力を確認します。
B:× 3%増以下ではありません。
安全弁が1個の場合は、最高使用圧力以下で作動するように調整します(ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第1号)。
3%増以下とできるのは、安全弁が2個以上ある場合の他方の安全弁です(同条第2項)。
C:× エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力ではなく、高い圧力に調整します。
D:× 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下ではなく、最高使用圧力の75%以上の圧力で行います。
【選択肢別解説】
1:○ 適切な記述Aだけを挙げた組合せです。
2:× Bは適切でない記述なので含まれません。
3:× CとDは適切でない記述なので含まれません。
4:× Dは適切でない記述なので含まれません。
5:× B、C、Dはいずれも適切でない記述です。
【ポイント】
過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整します(同規則第28条第1項第2号)。
エコノマイザの逃がし弁は「本体より高く」、過熱器用安全弁は「本体より先に」と区別しましょう。