ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
B 安全弁が設定圧力になっても作動しない場合は、直ちにボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて再度、試験する。
C 安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて再度、試験する。
D 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
正答4
解説
正解は4です。
ばね安全弁の調整は、ばねを締め付ける調整ボルトで行います。
ボルトを締めると吹出し圧力が上がり、緩めると下がります。
【記述別解説】
A:○ 調整ボルトを定められた位置に設定してから、圧力をゆっくり上げて安全弁を作動させます。
そのうえで吹出し圧力と吹止まり圧力を確認します。
B:× 設定圧力になっても作動しない場合に、直ちに圧力を設定圧力の80%程度まで下げる点は正しいです。
しかし、調整ボルトは締めるのではなく緩めて、再度試験します。
C:× 吹出し圧力が設定圧力より低い場合は、ばねの力が弱いということです。
調整ボルトは緩めるのではなく締めて、再度試験します。
D:○ 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整します。
どのボイラーにも最高使用圧力を超える圧力がかからないようにするためです。
【選択肢別解説】
1:× Bは誤った記述なので、この組合せは誤りです。
2:× 誤ったBを含むので、この組合せは誤りです。
3:× 誤ったCを含むので、この組合せは誤りです。
4:○ 適切な記述であるAとDだけを挙げた組合せです。
5:× 誤ったCを含み、適切なAを欠くので誤りです。
【ポイント】
「作動しない、つまり吹出し圧力が高すぎるなら緩める」「低すぎるなら締める」と、向きを逆にした肢に注意します。