正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
問題解決の過程では、過去の経験が役立つこともあれば、かえって妨げになることもあります。
過去の経験やものの見方へのとらわれが、解決を阻害する要因として知られています。
【選択肢別解説】
1:○ 習慣的構えは、過去にうまくいった解き方を繰り返し使おうとする心の準備状態です。
別の簡単な解き方があっても気づけなくなるため、問題解決を阻害します。
ルーチンスの水がめ問題が有名です。
2:× 類推による推論は、すでに知っている似た問題の解き方を新しい問題に応用することです。
問題解決を促進する方略です。
3:× 情報の符号化は、問題の情報を記憶や思考で扱える形に変換することです。
問題を理解するための基本的な過程で、阻害要因ではありません。
4:× 拡散的思考は、1つの問題から多様な解決案を広く生み出す思考です。
創造的な問題解決を促進します。
5:○ 機能の固着(機能的固着)は、物をその本来の使い方でしか見られなくなる傾向です。
物を別の用途に使うという発想が出にくくなり、問題解決を阻害します。
ドゥンカーのろうそく問題が有名です。
【ポイント】
問題解決を妨げる要因は「構え」と「機能的固着」の2つが代表です。
拡散的思考と収束的思考(1つの正解を導く思考)はギルフォードによる区別です。
【用語】
習慣的構え:過去に成功した解き方にとらわれ、別の解き方に気づきにくくなる心の準備状態である。
機能の固着:物の使い方を通常の用途に限定して考え、別の使い方に気づけなくなることである。
拡散的思考:1つの問いから多様な答えを広く生み出す思考である。
類推による推論:既知の似た問題の解法を、新しい問題に当てはめて考える推論である。