正答5
解説
正解は5です。
心理学で感覚や態度を数量化する心理尺度構成法の種類と、得られる尺度水準を問う問題です。
選択肢1・2・4は、それぞれ別の方法の説明と入れ替わっている点に注意します。
【選択肢別解説】
1:× 形容詞対について5段階や7段階の評定を求めるのは、一対比較法ではなくSD法(セマンティック・ディファレンシャル法)です。
2:× ある基準のもとにすべての刺激を順序づけるのは、評定尺度法ではなく順位法です。
3:× マグニチュード推定法は、刺激の感覚量を数値で直接答えさせ、比率尺度を直接構成する方法です。
順序尺度から間接的に構成する方法ではありません。
4:× 2つの刺激を組にして大小や好悪を判断させるのは、SD法ではなく一対比較法です。
5:○ 評定尺度法は「とても良い」から「とても悪い」までのような段階に評定させる方法です。
段階間の間隔が等しい保証はないため、得られる測定値は厳密には順序尺度です。
【ポイント】
一対比較法は「2つずつ比べる」、SD法は「形容詞対で評定」、マグニチュード推定法は「数で直接答える」と、名前と手続きを対応させて覚えましょう。
マグニチュード推定法はスティーヴンスのべき法則を導いた方法です。
【用語】
SD法:形容詞対を用いて、対象の印象を5段階や7段階で評定させる方法である。
一対比較法:2つの刺激を組にして示し、大小や好みなどを判断させる方法である。
順位法:ある基準で刺激対象のすべてを順位づけさせる方法である。
マグニチュード推定法:刺激の感覚の大きさを数値で直接答えさせる方法である。
評定尺度法:対象を段階的なカテゴリーに当てはめて評価させる方法である。