正答2
解説
正解は2です。
クライアント中心療法は、ロジャーズ(Rogers, C. R.)が提唱した心理療法です。
クライアント自身に成長する力があると考え、治療者の態度を重視します。
【選択肢別解説】
1:× 認知や情緒、行動の面から積極的に問題解決を図るのは、認知行動療法などの考え方です。
クライアント中心療法は指示的な介入を控える非指示的な療法です。
2:○ クライアント中心療法では、治療者の態度として無条件の肯定的配慮、共感的理解、自己一致(純粋性)の3条件を重視します。
3:× 目的本位・行動本位にやるべきことを行わせるのは、森田療法の考え方です。
症状をあるがままに受け入れて行動することを重視します。
4:× 対人関係における具体的なやり取り(交流)を分析し、交流様式の改善を図るのは交流分析です。
5:× 夢を「今、ここ」で再現し、登場人物や事物になりきる技法は、ゲシュタルト療法の特徴です。
【ポイント】
ロジャーズの3条件は「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」「自己一致」です。
森田療法は「あるがまま」、ゲシュタルト療法は「今、ここ」、交流分析は「自我状態と交流」とキーワードで区別しましょう。
【用語】
クライアント中心療法:ロジャーズが創始した、傾聴と共感を重視し、相談者の成長力を信じる心理療法である。
無条件の肯定的配慮:相談者をそのまま価値ある存在として受け入れる、治療者の態度である。
共感的理解:相談者の気持ちを相手の立場から感じ取り理解しようとする態度である。
認知行動療法:考え方と行動の偏りに働きかけて、問題の解決を図る心理療法である。
森田療法:不安や症状をあるがままに受け入れ、目的に沿った行動を行わせる日本生まれの心理療法である。
交流分析:対人関係における具体的なやり取りを分析し、交流の仕方の改善を図る心理療法である。