正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
言語聴覚療法の各障害と、それに用いられる代表的な訓練法・アプローチの組み合わせを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
聴覚刺激法は、正しい音を繰り返し聞かせて模倣を促す方法で、機能性構音障害の構音訓練に用いられます。
2:○ 誤った組み合わせです。
流暢性形成アプローチは、ゆっくりした発話などで流暢な発話を形成する吃音の訓練法です。
痙性構音障害には、筋緊張の緩和や発話速度の調整などを行います。
3:× 正しい組み合わせです。
環境調整法は、周囲の大人の話し方や接し方を整えて発話の負担を減らす方法で、特に幼児の吃音に用いられます。
4:× 正しい組み合わせです。
インリアル・アプローチは、大人が子どもとの自然なやり取りの中で応答の仕方を工夫する方法で、言語発達障害児に用いられます。
5:× 正しい組み合わせです。
メンデルスゾーン法は、喉頭を挙上した状態を数秒保つことで、食道入口部の開大を促す嚥下訓練法です。
【ポイント】
吃音の訓練法は、流暢性形成法と吃音緩和法(吃音修正法)の2つが代表です。
メンデルスゾーン法、シャキア法、息こらえ嚥下など、嚥下訓練法の目的もあわせて整理しましょう。
【用語】
聴覚刺激法:正しい音を繰り返し聞かせて、模倣を促す構音訓練の方法である。
流暢性形成アプローチ:ゆっくりした発話や軟らかい声の出だしなどを用いて、流暢な発話パターンを形成する吃音の訓練法である。
環境調整法:吃音のある子どもが話しやすいように、周囲の接し方や環境を整える方法である。
インリアル・アプローチ:大人が子どもの言動を言葉で映し返し、やり取りを通して言語発達を促す方法である。
メンデルスゾーン法:嚥下時に喉頭を挙上した位置で保持して、食道入口部の開大を促す訓練である。
痙性構音障害:両側の上位運動ニューロンの障害で、発話が努力性になる構音障害である。