正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
発達障害や先天性疾患と、それぞれの言語・認知の特徴との組み合わせを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
自閉症スペクトラム障害では、細部にとらわれて全体の意味をまとめにくい「中枢性統合の弱さ」が特徴として指摘されています。
2:○ 誤った組み合わせです。
ウィリアムス症候群では、言語性短期記憶は比較的良好に保たれます。
障害が目立つのは視空間認知です。
3:○ 誤った組み合わせです。
特異的言語発達障害は、知的障害や聴覚障害、対人関係の障害がないのに、言語発達だけが遅れる状態です。
対人関係の障害は伴いません。
4:× 正しい組み合わせです。
ダウン症では、聴覚的短期記憶の弱さとともに、音韻認識の発達の遅れがみられることがあります。
5:× 正しい組み合わせです。
脳性麻痺では、発声発語器官の運動障害により構音が不明瞭になる運動障害性構音障害がみられます。
【ポイント】
ウィリアムス症候群は「言語や対人関係は比較的良好、視空間認知が苦手」という特徴的な認知プロフィールを示します。
特異的言語発達障害は、他の障害で説明できないことが定義の前提です。
【用語】
中枢性統合:細部の情報を統合し、全体として意味をとらえる認知の働きである。
ウィリアムス症候群:7番染色体の微細欠失による疾患で、視空間認知の弱さと比較的良好な言語能力を示す。
特異的言語発達障害:知的な遅れなどがないのに、言語の発達だけが遅れる状態である。
音韻認識:語を構成する音の単位に気づき、操作する能力である。
自閉症スペクトラム障害:社会的コミュニケーションの困難と、限定された反復的な行動や興味を特徴とする発達障害である。