正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない指導)です。
「ママ クック」のような2語文が出始めた段階では、まず2語文の理解と表出を確実にし、その上で次の段階の理解を育てることが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な指導です。
表出できる語を増やす土台として、理解できる語彙を広げることは重要です。
2:○ 適切でない指導です。
2語文が出始めたばかりの子どもに3語文の発話を模倣させるのは、段階を飛ばした要求になります。
表出の前に、まず理解の段階を育てる必要があります。
3:× 適切な指導です。
2つの名称を聞いて対応する絵カードを選ぶ課題は、2語連鎖の理解を育てる課題です。
4:× 適切な指導です。
表出よりも理解が先行するため、2〜3語文の理解を育てることは次の段階への準備になります。
5:× 適切な指導です。
子どもの発話を「ママのクックね」と文として言い直して聞かせることで、正しい文の形のモデルを自然に示せます。
【ポイント】
言語発達の指導では、理解が表出に先行するという原則に沿って、理解から表出へと段階的に進めます。
子どもの発話を拡張して返す方法(エキスパンション)は、インリアル・アプローチでも用いられる技法です。
【用語】
2語文:2つの語をつなげて表現する発話で、言語発達の重要な段階である。
語彙理解:聞いた言葉の意味をわかる力と、そのわかる語の数を指す。
3語文:3つの語をつなげて表現する発話で、2語文の次の段階にあたる。
エキスパンション:子どもの発話を、意味や文法を広げた形にして大人が言い返す働きかけである。