正答
解説
本問は採点除外(設問が不明瞭で正解が得られないため採点除外)です。
幼児の人工内耳の適応判定やマッピング、術後訓練について問う問題ですが、条件によって正誤の判断が変わる選択肢が複数あります。
そのため、正答を1つに定めることができません。
各選択肢について、一般的な知識をもとに整理します。
【選択肢別解説】
1:△ 小児人工内耳の適応基準では、聴力が十分に確認できない場合などに、6か月以上の最適な補聴器装用を行って効果を確かめることが求められます。
ただし、すべての例で必須とはいえず、条件によって判断が分かれます。
2:× 小児の人工内耳の適応は、片側ではなく両側の高度難聴が前提とされています。
片側の聴力レベルが90 dB以上であるだけでは適応になりません。
3:× 術後の音の検知・弁別訓練では、純音よりも、楽器や音の出るおもちゃ、身近な環境音、語音などを用います。
4:△ 神経反応テレメトリ(NRT)は、電気刺激に対する聴神経の反応を記録するもので、幼児のマップ作成の参考になります。
ただし、それだけでマップを作成するわけではなく、行動反応の観察と組み合わせて用います。
5:△ 幼児のマッピングでは、遊戯聴力検査などの行動反応の評価が有用です。
ただし、年齢によっては条件詮索反応聴力検査(COR)や神経反応テレメトリを用いるため、遊戯聴力検査が必須とはいえません。
【ポイント】
小児の人工内耳では、手術後のマッピングと聴覚活用の療育が、言語発達の成果を大きく左右します。
適応判定・マッピング・療育には、医師と言語聴覚士の継続的な連携が欠かせません。
【用語】
人工内耳:内耳に電極を埋め込み、聴神経を直接電気刺激する装置である。
神経反応テレメトリ:人工内耳の電極から聴神経の電気的な反応を測定する機能である。
マッピング:人工内耳の刺激の強さを個人ごとに調整する作業である。
遊戯聴力検査:遊びの要素を取り入れて幼児の聴力を調べる検査である。
検知・弁別訓練:音の有無に気づき、音の違いを聞き分ける聴能訓練である。
条件詮索反応聴力検査:音と光を組み合わせて条件づけ、音の方向を探す反応から乳幼児の聴力を調べる検査で、CORと略される。