正答2
解説
正解は2です。
糖尿病の合併症を問う問題です。
三大合併症は神経障害・網膜症・腎症で、急性合併症として昏睡があります。
この問題は糖尿病で「みられない」ものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× アキレス腱反射の減弱は糖尿病でみられます。
糖尿病性神経障害は下肢の末梢から始まり、早期から腱反射が低下します。
2:○ 振動覚の亢進は糖尿病でみられません。
糖尿病性神経障害では振動覚は亢進ではなく低下します。
3:× 網膜症は糖尿病でみられます。
三大合併症の一つで、進行すると失明の原因になります。
4:× 腎症は糖尿病でみられます。
三大合併症の一つで、蛋白尿から始まり腎不全に至ることがあります。
5:× 昏睡は糖尿病でみられます。
高血糖による糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖状態、治療による低血糖で昏睡が起こります。
【ポイント】
糖尿病性神経障害は「両足の先から始まる感覚低下」が典型で、振動覚低下とアキレス腱反射低下が早期の所見です。
三大合併症は「し・め・じ(神経・目・腎臓)」と覚えます。
【用語】
アキレス腱反射:アキレス腱を叩くと足首が足底側に曲がる深部腱反射で、末梢神経や脊髄の状態の目安になる。
振動覚:音叉などを骨に当てて振動を感じ取る感覚で、糖尿病性神経障害では低下しやすい。
網膜症:高血糖が続いて網膜の細い血管が傷み、出血や視力低下を起こす糖尿病の合併症である。
腎症:高血糖により腎臓の糸球体が傷み、たんぱく尿から腎不全へと進みうる合併症である。