正答4
解説
正解は4です。
口腔にみられる感染症・病変の原因を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 口腔カンジダ症が真菌感染症であることは正しいです。
カンジダ・アルビカンスによる感染で、白い苔状の病変ができます。
2:× 手足口病がウイルス感染症であることは正しいです。
コクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71型などが原因です。
3:× ヘルパンギーナがウイルス感染症であることは正しいです。
主にコクサッキーウイルスA群が原因で、軟口蓋に水疱や潰瘍ができます。
4:○ ベドナーのアフタが真菌感染症という記述は誤りです。
乳児の硬口蓋にできる潰瘍で、哺乳瓶の乳首などによる機械的刺激が原因です。
5:× 帯状疱疹がウイルス感染症であることは正しいです。
水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏し、再活性化して発症します。
【ポイント】
乳児の口腔病変は、白い付着物ならカンジダ(鵞口瘡)、硬口蓋の潰瘍ならベドナーのアフタと区別します。
手足口病とヘルパンギーナは、いずれも夏かぜのウイルスによる疾患です。
【用語】
口腔カンジダ症:カンジダという真菌の増殖により、口の中に白い苔状の病変ができる感染症である。
手足口病:口の中や手足に水疱ができる小児に多いウイルス感染症である。
ヘルパンギーナ:高熱と、口の奥の粘膜に小さな水疱や潰瘍ができる小児に多いウイルス感染症である。
ベドナーのアフタ:乳児の硬口蓋にできる潰瘍で、哺乳瓶の乳首などによる機械的な刺激が原因となる。
帯状疱疹:水痘と同じウイルスが再び活動して、神経に沿って痛みを伴う発疹が出る病気である。