正答5
解説
正解は5です。
乳児の前言語期のコミュニケーション行動の発達時期を問う問題です。
生後9か月ごろには自分・相手・物の三項関係が成立し、多くの伝達行動が現れます。
6か月児はまだ三項関係が成立する前の段階です。
【選択肢別解説】
1:× 物を渡す行動は6か月児ではなく、9か月ごろ以降にみられます。
三項関係の成立に伴う行動です。
2:× 社会的参照は6か月児ではなく、9〜12か月ごろにみられます。
初めての状況で養育者の表情を見て、行動を決める行動です。
3:× 指さしは6か月児ではなく、9〜10か月ごろ以降にみられます。
4:× 提示行為は6か月児ではなく、9か月ごろ以降にみられます。
手に持った物を相手に見せる行動です。
5:○ 視線による要求は6か月児でみられる行動とされています。
欲しい物をじっと見つめたり、物と人を交互に見たりして要求を表す行動が、三項関係の成立に先立って現れます。
【ポイント】
生後9か月ごろの変化は「9か月革命」とも呼ばれ、共同注意・指さし・提示・手渡しなどがそろって現れます。
それ以前は、視線や発声、泣きによる伝達が中心です。
【用語】
社会的参照:判断に迷う場面で、周囲の人の表情などをうかがって行動の手がかりにすることである。
提示行為:持っている物を相手に見せる行動で、乳児期後半にみられる。
視線による要求:欲しい物を見つめ、その後に相手を見て、要求を伝える行動である。
三項関係:自分と相手と対象物の三者の間で、注意や関心を共有する関係である。