正答3
解説
正解は3です。
リハビリテーションの実施や中止を判断する基準として、アンダーソン・土肥の基準がよく用いられます。
脈拍・血圧・体温などのバイタルサインが基準を外れていないかを判断する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 収縮期血圧120mmHgは正常範囲です。
中止の目安となるのは200mmHg以上などの著しい高値や、70mmHg以下の低値です。
2:× 拡張期血圧60mmHgは正常範囲で、中止の理由になりません。
拡張期血圧では120mmHg以上が中止の目安とされます。
3:○ 脈拍数35/分は高度の徐脈です。
安静時脈拍が40/分以下、または120/分以上では訓練を行わないとされるため、中止の対象になります。
4:× 体温36.2℃は平熱です。
中止の目安は38℃以上の発熱です。
5:× 経皮的酸素飽和度99%は正常です。
90%を下回るような低下があるときに中止を検討します。
【ポイント】
脈拍40/分以下・120/分以上、収縮期血圧70mmHg以下・200mmHg以上、拡張期血圧120mmHg以上、38℃以上の発熱が代表的な中止基準です。
数値を対で覚えると選択肢で迷いにくくなります。
【用語】
アンダーソン・土肥の基準:リハビリテーション訓練を行う際の、開始や中止の目安となる血圧・脈拍などの基準である。
徐脈:脈拍数が正常より少なくなった状態で、成人では一般に1分間に60回未満を指す。
バイタルサイン:体温・脈拍・血圧・呼吸など、生命の状態を示す基本的な測定値である。
酸素飽和度:血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているものの割合を示す値である。