正答5
解説
正解は5です。
この問題は優先順位が低いものを選ぶので、○ が答えです。
発達性読み書き障害の子どもの仮名学習では、文字と音の対応規則を身につけることが目的です。
音韻の操作や、文字と音を結びつける手がかりを使う方法が有効です。
【選択肢別解説】
1:× 文字形態の言語化は、文字の形をことばで説明して覚える方法です。
視覚的な形を言語化することで文字の想起を助け、対応規則の学習に役立ちます。
2:× 音韻抽出は、語の中から特定の音を取り出す練習です。
音韻認識を高め、文字と音の対応の基礎になります。
3:× 絵と仮名単語とのマッチングは、文字列と意味・音を結びつける練習です。
単語単位で文字と音の対応を確認できます。
4:× キーワード法は、「あ」なら「あり」のように、その音で始まる単語を手がかりに文字と音を結びつける方法です。
仮名1文字の学習で有効性が示されています。
5:○ 仮名文字のなぞりは、形を手でたどる練習です。
文字の形の習得には役立つことがありますが、音との対応規則を学ぶものではないため優先順位は低いです。
【ポイント】
読み書き障害の指導では、音韻認識の強化と、文字・音の対応を意味やキーワードで結びつける方法が中心です。
単純な反復書字やなぞり書きは効果が乏しいとされます。
【用語】
音韻抽出:語の中から特定の音を取り出す、音韻認識を高める課題である。
キーワード法:文字ごとに、その音で始まる単語と絵を手がかりにして、文字と音を結びつけて覚える方法である。
文字形態の言語化:文字の形をことばで言い表すことで、文字の形の記憶と想起を助ける方法である。
音韻認識:語を構成する音の単位に気づき、分けたり操作したりする力のことである。
対応規則:仮名文字と音の結びつきのきまりで、読みや書きの学習の基盤となる。