正答3
解説
正解は3です。
この問題は重要度が低いものを選ぶので、○ が答えです。
思春期の先天性高度聴覚障害児は、自分の障害をどう受け止め、どの集団に属すると感じるかで揺れやすい時期にあります。
精神保健の面から重要な支援の視点を考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× 手話などの手指法を使えると、ストレスの少ないコミュニケーションや仲間とのつながりが得られます。
精神保健上重要な視点です。
2:× 聴覚障害者の集団や家族・学校の中での帰属意識の形成は、アイデンティティの安定につながる重要な視点です。
3:○ 流暢性の形成は、主に吃音に対する訓練の概念です。
聴覚障害児の精神保健の支援として重要度は低いです。
4:× 自分の障害を理解し受け止めることは、自己理解と適切な支援の求め方につながる重要な視点です。
5:× 自己効力感の向上は、「自分はできる」という感覚を育て、意欲や自尊感情を支える重要な視点です。
【ポイント】
思春期の聴覚障害児には、障害認識・アイデンティティ・仲間づくり・自己効力感の支援が重要です。
【用語】
手指法:手や指の形・動きを使って言葉を伝える方法の総称で、手話や指文字などが含まれる。
帰属意識:自分がある集団の一員であるという感覚で、アイデンティティの形成に関わる。
流暢性:話しことばが滑らかに、よどみなく流れる程度のことで、吃音ではその障害が問題になる。
自己効力感:ある行動を自分はうまくやれるという、自分の能力に対する信頼や確信のことである。