正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
先天性盲ろうの乳幼児は、視覚と聴覚の両方から情報を得にくい状態です。
初期介入では、触覚を通して安心できる関係を築き、やりとりの土台を作ることが中心になります。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
抱き上げる前に肩に触れるなど、介入の前に決まった合図を送ると、子どもは次に起こることを予測でき安心します。
2:× 記述は正しいです。
周りで何が起きているかを触覚などで知らせることは、環境を理解する助けになります。
3:○ 記述が誤りです。
触手話で事物の名称を教えるのは、言語の理解が進んでからの段階の方法です。
初期介入では、名称の学習より、合図ややりとりを通じた関係づくりを優先します。
4:× 記述は正しいです。
子どもの小さな動きや反応を発信として受け止め、介入者が応答を返すことで、伝え合う経験が育ちます。
5:× 記述は正しいです。
あやし遊びの途中で手を止めて続きを求める行動を引き出すと、要求の表出を育てることができます。
【ポイント】
盲ろう児の初期介入は、安心できる関係、予測できる合図、子どもの発信への応答の3つが土台です。
言語的な記号の指導はその後の段階になります。
【用語】
盲ろう:視覚と聴覚の両方に障害を併せもつ状態で、情報の入手やコミュニケーションが著しく制限される。
触手話:手話をする人の手に触れて、手の形や動きを触覚で読み取る手話の方法である。
初期介入:障害が分かった早い時期から、子どもと家族に行う支援で、発達やコミュニケーションの基盤作りを目的とする。
要求行動:自分の欲求や必要を相手に伝えるための行動で、コミュニケーションの出発点となる。
あやし遊び:大人が子どもに触れたり揺らしたりして、くり返しのやりとりを楽しませる遊びである。