正答4
解説
正解は4です。
唾液腺の代表的な疾患(唾石症・流行性耳下腺炎・唾液腺腫瘍)の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
唾石症は耳下腺ではなく顎下腺に最も多く発生します。
顎下腺の唾液は粘稠で、導管が上向きに長く走るため唾石ができやすいとされます。
2:× 誤りです。
流行性耳下腺炎では、耳下腺などの腫脹が出てから5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止です。
解熱だけでは登校できません。
3:× 誤りです。
唾液腺腫瘍で最も多いのは多形腺腫です。
ワルチン腫瘍は2番目に多い良性腫瘍です。
4:○ 正しい記述です。
唾石症では食事のときに唾液の流出が妨げられ、唾液腺が腫れて痛む(唾石疝痛)のが特徴です。
5:× 誤りです。
顔面神経麻痺は悪性を強く疑う所見ですが、麻痺がないからといって悪性は否定できません。
【ポイント】
唾石症は顎下腺、唾液腺腫瘍は耳下腺に多いという対比が頻出です。
唾液腺腫瘍で最多は多形腺腫と覚えます。
【用語】
唾石症:唾液腺や導管に石ができて唾液の流れが妨げられ、食事時に腫れや痛みが出る疾患である。
流行性耳下腺炎:ムンプスウイルスによって耳下腺が腫れる感染症で、おたふくかぜとも呼ばれる。
多形腺腫:唾液腺腫瘍の中で最も多い良性腫瘍で、耳下腺に好発する。
ワルチン腫瘍:耳下腺に多くみられる良性の唾液腺腫瘍で、高齢男性に多いとされる。