正答1
解説
正解は1です。
特異的言語発達障害(知的障害や聴覚障害などがないのに言語発達が遅れる障害)の指導内容を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(指導として適切でないもの)です。
【選択肢別解説】
1:○ 適切ではありません。
特異的言語発達障害は言語に限った障害で、視覚弁別能力は通常保たれているため、主な指導目標にはなりません。
2:× 適切です。
文法の誤りや文の構成の弱さが中心的な症状であり、文法能力の向上は重要な目標です。
3:× 適切です。
語彙の少なさや喚語の困難がみられるため、語彙の拡大を図ります。
4:× 適切です。
複雑な文の理解が苦手なことが多く、言語理解の向上を図ります。
5:× 適切です。
音韻を短期間保持する音韻メモリー(音韻性短期記憶)の弱さが背景にあるとされ、その向上を図ります。
【ポイント】
特異的言語発達障害では、非言語性の知能が正常範囲で、言語能力だけが低いのが特徴です。
現在は発達性言語障害(DLD)という呼び方も用いられます。
【用語】
特異的言語発達障害:知的障害や聴覚障害などがないのに、言語の発達だけが遅れる障害である。
視覚弁別:形や色などの視覚的な違いを見分ける力を指し、図形の異同の判断などに使われる。
音韻メモリー:聞いた音の連なりを短い時間だけ保持しておく力で、言語の学習の土台となる。