正答1
解説
正解は1です。
喉頭の疾患と、その代表的な治療法の組み合わせを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
喉頭乳頭腫はヒトパピローマウイルス感染による良性腫瘍で、治療は喉頭微細手術やレーザーによる切除です。
放射線治療は悪性化を招くおそれがあるため行いません。
2:× 正しい組み合わせです。
声帯嚢胞は音声治療では消えにくいため、喉頭微細手術で摘出します。
3:× 正しい組み合わせです。
声帯結節は声の酷使が原因であり、まず発声習慣を改善する音声治療を行います。
4:× 正しい組み合わせです。
喉頭肉芽腫は胃酸の逆流が関わることが多く、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬の内服が第一選択です。
5:× 正しい組み合わせです。
進行した喉頭癌では、喉頭全摘出術が行われます。
【ポイント】
喉頭乳頭腫は再発しやすく、手術を繰り返すことが多い疾患です。
声帯結節は音声治療、声帯ポリープや嚢胞は手術という対比が頻出です。
【用語】
喉頭乳頭腫:ヒトパピローマウイルスの感染で喉頭にできる良性の腫瘍で、再発しやすい。
声帯嚢胞:声帯の粘膜の中に分泌物がたまってできる袋状の病変で、音声治療では消えにくい。
声帯結節:声の使いすぎで声帯の縁にできる小さな硬い腫れで、嗄声の原因となる。
喉頭肉芽腫:声帯の後部にできる肉芽組織の盛り上がりで、胃酸の逆流や声の酷使が関わる。
喉頭微細手術:顕微鏡で声帯を拡大して観察しながら、専用の細い器具で病変を取り除く手術である。
プロトンポンプ阻害薬:胃酸の分泌を強く抑える薬で、胃酸の逆流が関わる病変の治療に用いる。