正答3
解説
正解は3です。
この問題は1部位の損傷で同名性半盲が起こらないものを選ぶので、○ が答え(同名性半盲が起こらない部位)です。
同名性半盲は、両眼とも視野の同じ側(右または左)が見えなくなる状態です。
視交叉より後ろの視覚路の片側が損傷されると起こります。
【選択肢別解説】
1:× 視索は視交叉より後ろの経路なので、片側の損傷で反対側の同名性半盲が起こります。
2:× 外側膝状体は視床にある視覚の中継核で、片側の損傷で同名性半盲が起こります。
3:○ 視神経は視交叉より前にあり、片眼からの情報だけを運びます。
そのため片側の視神経の損傷では、同名性半盲ではなく、その眼だけの視力・視野障害が起こります。
4:× 視放線は外側膝状体から後頭葉へ向かう経路で、損傷すると同名性半盲や同名性四分盲が起こります。
5:× 一次視覚皮質(後頭葉の鳥距溝周囲)の片側損傷で同名性半盲が起こります。
【ポイント】
視神経の損傷は片眼の障害、視交叉の損傷は両耳側半盲、視交叉より後ろの損傷は同名性半盲です。
病変部位と視野障害の対応図を描いて覚えましょう。
【用語】
同名性半盲:左右の眼の、同じ側の視野が半分ずつ欠ける視野の障害である。
視索:視交叉から外側膝状体までの視覚の神経路で、左右の眼からの反対側の視野の情報を運ぶ。
外側膝状体:視床にあって、網膜からの視覚情報を大脳の視覚野へ中継する核である。
視神経:眼球から視交叉までの神経で、片眼の網膜の視覚情報を脳へ運ぶ。
視放線:外側膝状体から一次視覚皮質へ向かう神経線維の束である。