正答2
解説
正解は2です。
乳幼児期の社会性の発達と、その出現時期の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
生後9か月ごろから、大人と同じ対象に注意を向ける共同注意(三項関係)が成立します。
2:○ 誤った組み合わせです。
心の理論は、他者が自分とは違う考えや信念を持つことを理解する能力です。
誤信念課題に通過するのは4歳ごろからとされ、生後3か月では獲得されていません。
3:× 正しい組み合わせです。
生後12か月前後には、迷ったときに大人の表情を見て行動を決める社会的参照がみられます。
4:× 正しい組み合わせです。
生後18か月ごろから、鏡に映った像を自分だと理解できるようになります(ルージュ課題)。
5:× 正しい組み合わせです。
新生児期から、他児の泣き声につられて泣くなど、他者の情動が伝わる情動伝染がみられます。
【ポイント】
情動伝染(新生児期)、共同注意(9か月)、社会的参照(12か月)、鏡像自己認知(18か月)、心の理論(4歳)の順に並べて覚えます。
自閉スペクトラム症ではこれらの発達につまずきがみられやすいです。
【用語】
共同注意:他者と同じ対象に一緒に注意を向け、関心を分かち合う行動である。
心の理論:他者が自分とは違う考えや信念をもつことを理解する力である。
社会的参照:判断に迷ったとき、養育者の表情や反応を手がかりに自分の行動を決めることである。
自己の鏡像理解:鏡に映る像が自分であると分かることで、自己認識の発達の目安とされる。
情動伝染:他者の感情が、そのまま自分にも伝わって同じ感情を示す現象である。