正答4
解説
正解は4です。
小学校1年生の脳性麻痺児について、言語学習(言葉の理解や表出、読み書き)の訓練目標を立てる際に考慮すべき情報を問う問題です。
この問題は重要度が低いものを選ぶので、○ が答え(重要度が低い情報)です。
【選択肢別解説】
1:× 重要です。
発話が難しい場合は、文字盤や機器などのAAC(拡大・代替コミュニケーション)を使えるかどうかで目標が大きく変わります。
2:× 重要です。
痙直型かアテトーゼ型かなどの運動障害のタイプと重症度は、発話や書字、AACの操作方法の選択に直結します。
3:× 重要です。
知的障害の程度によって、言語理解や読み書きの到達目標の水準が変わります。
4:○ 重要度が低い情報です。
嚥下障害の有無は食事の安全のためには重要ですが、言語学習の目標設定には直接関係しません。
5:× 重要です。
言語障害の程度、つまり理解と表出の現状は、目標を立てるうえで最も基本となる情報です。
【ポイント】
訓練目標は、評価の目的に直接関わる情報に基づいて立てます。
脳性麻痺児の言語学習では、知的発達、運動機能、言語能力、AACの可能性の4点を総合して考えます。
【用語】
AAC:拡大・代替コミュニケーションの略で、話し言葉以外の手段で意思の伝達を補う方法の総称である。
痙直型:筋の緊張が高く手足が突っ張って動かしにくくなる、脳性麻痺で最も多い病型である。
知的障害:知的機能と適応行動の両方に制約があり、発達期に生じる状態である。
嚥下障害:食べ物や飲み物をうまく飲み込めず、むせや誤嚥を起こしやすい状態である。
アテトーゼ型:意思と関係のない不随意運動が生じ、姿勢や運動の調節が難しくなる脳性麻痺の病型である。