正解を3つ選んでください。
正答1・4・5
解説
正解は1と4と5です。
オープンフィッティングは、外耳道を密閉せず、細いチューブや穴の開いたドームで音を届ける補聴器の装用方法です。
耳がふさがった感じ(閉塞感)や自分の声のこもりが少ないのが利点です。
【選択肢別解説】
1:○ 正しい記述です。
外耳道が開いているため、増幅した音が外に漏れてマイクに戻り、ハウリングが起こりやすくなります。
そのためハウリング抑制機能が重要です。
2:× イヤモールドが全く用いられないわけではありません。
大きな通気孔を開けたオープンタイプのイヤモールドを用いる場合もあります。
3:× 外耳道をふさがないため、外耳道本来の共鳴はむしろ保たれます。
共鳴が起きなくなるのは外耳道を密閉した場合です。
4:○ 正しい記述です。
低音域の聴力が30dB程度と比較的保たれ、高音域が悪くなる高音漸傾型の難聴は、オープンフィッティングの典型的な適応です。
5:○ 正しい記述です。
外耳道を開放すると低音域の増幅音は外へ逃げますが、高音域は影響を受けにくいです。
そのため高音域では密閉型と同程度の増幅が得られます。
【ポイント】
オープンフィッティングは「低音は自分の耳で聞き、高音だけを補う」装用法です。
低音域の聴力が保たれた高音漸傾型の難聴に適しています。
【用語】
オープンフィッティング:外耳道を完全にふさがず、耳穴を開放したまま装用する補聴器の使い方である。
ハウリング:補聴器の出力した音がマイクに戻って増幅され、ピーピーという音が出る現象である。
イヤモールド:耳の形に合わせて作る耳栓状の部品で、補聴器の音を外耳道へ導く。
外耳道共鳴:外耳道が音を共鳴させて、特定の周波数帯を自然に強める現象である。
高音漸傾型:低い音の聴力が比較的良く、高い音ほど聴力が悪くなる聴力図の型である。