正答4
解説
正解は4です。
口腔や顎顔面の疾患と、その所見の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× リガ・フェーデ病は、乳児の先天歯などが哺乳時に舌の下面にこすれてできる潰瘍です。
組み合わせは正しいです。
2:× ピエール・ロバン症候群は、小下顎症、舌根沈下、口蓋裂を特徴とします。
小下顎症との組み合わせは正しいです。
3:× 巨舌症では、大きな舌が前歯の間に入り込み、上下の前歯がかみ合わない開咬を起こします。
組み合わせは正しいです。
4:○ シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺が自己免疫機序で障害される病気です。
唾液が減って口腔乾燥を起こすので、唾液が多い流涎症ではありません。
組み合わせが誤りです。
5:× 粘膜下口蓋裂では、口蓋帆挙筋が正中で連続しないため、鼻咽腔閉鎖不全が生じます。
組み合わせは正しいです。
【ポイント】
シェーグレン症候群はドライマウスとドライアイが二大症状です。
ピエール・ロバン症候群は、小下顎による舌根沈下で上気道閉塞や哺乳障害が問題になります。
【用語】
リガ・フェーデ病:乳児の舌の下面にできる潰瘍で、下の前歯が舌をこすることで生じる。
ピエール・ロバン症候群:小下顎と舌根沈下を主な特徴とし、口蓋裂を伴うことの多い先天異常である。
シェーグレン症候群:涙腺や唾液腺が障害され、目や口の乾燥をきたす自己免疫疾患である。
巨舌症:舌が口腔に比べて大きい状態で、開咬や構音の問題につながる。
粘膜下口蓋裂:口蓋の粘膜は保たれているが、その下の筋や骨に裂がある先天異常である。