正答4
解説
正解は4です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもとの会話での配慮を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない配慮)です。
ASDの子どもには、興味を手がかりにし、目に見える支援で会話のルールや意図をわかりやすく示すことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 子どもの興味や関心に沿った話題では、会話への意欲が高まりやりとりが続きやすくなります。
適切な配慮です。
2:× 話し言葉で答えるのが難しくても、絵や写真を指さして答えられれば会話に参加できます。
適切な配慮です。
3:× マイクなど目に見える物で話す順番を示すと、話し手と聞き手の交替というルールが理解しやすくなります。
一方的な話し方を防げるので適切な配慮です。
4:○ 同じ質問の繰り返しに毎回同じように答えると、そのやりとりが固定したパターンとなり強化されることがあります。
答えを書いて見せる、回数を決めるなどして、別の話題ややりとりに広げる工夫が必要です。
5:× ASDの子どもは言葉だけでは質問の意図がつかみにくいことがあります。
実物やイラストで示すと意図が伝わりやすくなるので、適切な配慮です。
【ポイント】
ASDの子どもへの支援では、視覚的な手がかりと見通しの提示が基本です。
繰り返し行動には、背景にある不安を考えながら、別の行動へ広げる関わりを工夫します。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:対人関係の困難とこだわりを特徴とし、特性の現れ方に幅のある発達障害である。
指さし:指で対象を示して注意や要求を伝える身振りで、言語発達の重要な前段階である。
視覚的な手がかり:絵や写真、文字、実物など、目で見て理解を助ける情報のことである。
強化:行動のあとに起こる結果によって、その行動の起こる頻度が増えることである。