正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
パーキンソン病の運動低下性構音障害で、発話速度の加速に対する訓練法を問う問題です。
この患者は、単音節や単語では正しく発音できますが、文になると速くなって不明瞭になります。
発話速度を調整する訓練(ペーシング)が適しています。
【選択肢別解説】
1:× 内緒話法は、ささやき声で話すことで声帯への負担を減らす方法です。
発話速度の調整を目的とした訓練ではありません。
2:○ フレージング法は、文を意味のまとまりで区切り、句の間にポーズを入れて話す方法です。
一息で話す量が減り、発話速度が落ちて明瞭度が上がります。
3:× 吸気発声法は、息を吸いながら声を出す方法で、仮声帯発声などの音声障害に用いられます。
発話速度の調整には用いません。
4:○ モーラ指折り法は、1モーラごとに指を折りながら話す方法です。
発話のリズムを外から刻むことで、速くなりすぎるのを防ぎます。
5:× あくび・ため息法は、あくびやため息の状態を使って喉頭の過緊張をゆるめる方法です。
発話速度の調整を目的とした訓練ではありません。
【ポイント】
パーキンソン病の発話の加速には、ペーシングボード、指折り、フレージングなどで速度を調整します。
声量の低下には、大きな声を出す訓練であるLSVT LOUDが用いられます。
【用語】
フレージング法:文を意味のまとまりで区切り、句の間に休止を入れて話すことで発話速度を調整する訓練である。
モーラ指折り法:モーラごとに指を折りながら話し、発話速度を調整する訓練である。
内緒話法:小声でささやくように話して、声帯の負担を減らす訓練である。
吸気発声法:息を吸いながら声を出させて、望ましい声帯振動を引き出す音声訓練の手技である。
あくび・ため息法:あくびやため息の動作で、喉の力を抜いて声を出しやすくする訓練である。