正答4
解説
正解は4です。
演繹的推論とは、与えられた前提(規則)から論理的に必ず成り立つ結論を導く推論です。
【選択肢別解説】
1:× 心的回転は、頭の中で図形を回転させて同じ形かを判断する課題です。
イメージ操作の研究に用いられ、演繹的推論の課題ではありません。
2:× 誤信念課題は「心の理論」の発達を調べる課題です。
他者が事実と異なる信念をもつことを理解できるかをみます。
3:× 3つ山問題はピアジェ(Piaget)の課題です。
他者の視点から見える風景を想像できるかを調べ、自己中心性の評価に用います。
4:○ 4枚カード問題(ウェイソンの選択課題)は「もしPならばQ」という規則を確かめる課題です。
規則に反する例を探すために、どのカードを裏返すべきかを論理的に判断します。
条件文からの演繹的推論を調べる代表的な課題です。
5:× 語彙判断課題は、提示された文字列が実在する語かどうかを素早く判断させる課題です。
単語認知や心内辞書の研究に用いられ、推論の課題ではありません。
【ポイント】
4枚カード問題は抽象的な形では正答率が低いことで知られます。
身近な社会的ルールの形にすると正答率が上がる点も有名です。
【用語】
演繹的推論:与えられた前提から、論理的に必ず成り立つ結論を導き出す推論である。
4枚カード問題:「Pならば Q」という規則が守られているかを確かめるため、どのカードを調べるかを問う課題である。
心的回転:頭の中で図形を回転させて、形が同じかどうかを判断する心的操作である。
誤信念課題:他者が事実とは異なる信念をもつことを理解できるかを調べる、心の理論の課題である。
語彙判断課題:提示された文字列が実在する単語かどうかを素早く判断させる課題である。