正答5
解説
正解は5です。
図は横軸が第2フォルマント周波数(F2、左ほど高い)、縦軸が第1フォルマント周波数(F1、下ほど高い)です。
F1は口の開き(舌の低さ)、F2は舌の前後位置を反映します。
【選択肢別解説】
1:× AはF1が約300Hzと低く、F2が約2,700Hzと最も高い位置にあります。
口の開きが狭く舌が前にある母音で、「イ」にあたります。
2:× BはF1が約400Hzと低く、F2が約1,600Hzと中程度の位置にあります。
狭い母音で、日本語の舌がやや前寄りの「ウ」にあたります。
3:× CはF1が約500Hz、F2が約2,300Hzの位置にあります。
中程度の開きで舌が前にある母音で、「エ」にあたります。
4:× DはF1が約500Hz、F2が約900Hzと最も低い位置にあります。
中程度の開きで舌が後ろにあり唇も丸める母音で、「オ」にあたります。
5:○ EはF1が約900Hzと5つの中で最も高い位置にあります。
F1が最も高いのは口を最も大きく開ける母音で、「ア」にあたります。
F2は約1,300Hzと中程度で、舌の前後位置が中央寄りであることとも合います。
【ポイント】
F1が高いほど開いた母音、F2が高いほど前舌の母音です。
F1-F2図で日本語の5母音は、イ・エが前、ウ・オが後ろ、アが最も下に並ぶ三角形になります。
【用語】
フォルマント:母音などの音声のスペクトルにみられる、エネルギーが集中した周波数帯である。
第1フォルマント:最も低いフォルマントで、主に口の開きの大きさや舌の高さを反映する。
第2フォルマント:2番目に低いフォルマントで、主に舌の前後の位置を反映する。